恐竜図鑑

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恐竜は骨盤の仕組み(恥骨の向き)の違いによって、トカゲに似た骨盤を持つ「竜盤目(りゅうばんもく)」と、鳥に似た骨盤を持つ「鳥盤目(ちょうばんもく)」の2つの大きなグループに分類されます。さらにそこから骨格の特徴や食性に応じて、「獣脚類」「竜脚形類」「周飾頭類」「装盾類」「鳥脚類」の5大グループへと枝分かれしていきました。
このページでは、当サイトに収録している110属以上の恐竜を5つの分類群別に一覧で紹介しています。(※さらに詳しい分類の仕組みは、「恐竜のお勉強:種類・分類」もあわせてご覧ください)

竜盤目・獣脚類 Theropoda, Saurischia

獣脚類

獣脚類は、すべての肉食恐竜が含まれる竜盤目のグループです。基本的に鋭い爪と歯を持ち、力強い後ろ足で二足歩行をしていました。ティラノサウルスやアロサウルス、スピノサウルスといった大型の頂点捕食者だけでなく、進化の過程で羽毛を獲得し、植物食や雑食へと適応したデイノケイルスやテリジノサウルスのようなユニークな種も含まれます。また、獣脚類の一部から現在の「鳥類」が進化したことは現代の古生物学における定説となっています。

竜盤目・竜脚形類 Sauropodomorpha, Saurischia

竜脚形類

竜脚形類は、獣脚類と同じ竜盤目に属しながら、植物食へと進化して地上最大の体格を手に入れたグループです(別名「カミナリ竜」とも呼ばれます)。三畳紀に現れたエオラプトルやプラテオサウルスなどの初期グループは二足歩行も可能でしたが、ジュラ紀以降に巨大化するにつれて柱のような四足歩行へと移行しました。ブラキオサウルスやディプロドクス、アルゼンチノサウルスのように、小さな頭と極端に長い首・尾を持つのが最大の特徴です。

鳥盤目・周飾頭類 Marginocephalia, Ornithischia

周飾頭類

周飾頭類は、頭骨の後ろ側に張り出した縁飾り(フリル)や、分厚いドーム状の頭頂部を持つ鳥盤目の植物食恐竜グループです。大きく分けて、オウムのようなくちばしと角・フリルを発達させた「角竜類(トリケラトプス、プロトケラトプスなど)」と、頭骨を分厚く補強した「堅頭竜類(パキケファロサウルス、ホマロケファレなど)」の2つで構成されています。初期の小型種は二足歩行でしたが、大型化した角竜類は頑丈な四足歩行へと進化しました。

鳥盤目・装盾類 Thyreophora, Ornithischia

装盾類

装盾類は、首から背中、尾にかけて硬い骨質の板(装甲)や鋭いスパイクを発達させ、肉食恐竜からの防御を固めた四足歩行の植物食恐竜グループです。背中に大きな骨板を並べ、尾の先端のトゲを武器にした「剣竜類(ステゴサウルス、ケントロサウルスなど)」と、全身を重厚な鎧で覆い、尾のハンマー等で身を守った「曲竜類・よろい竜(アンキロサウルス、サイカニア、ミンミなど)」が属しています。

鳥盤目・鳥脚類 Ornithopoda, Ornithischia

鳥脚類

鳥脚類は、ジュラ紀から白亜紀末にかけて世界中で大繁栄した鳥盤目の植物食恐竜グループです。二足歩行と四足歩行を柔軟に使い分け、硬い植物をすり潰す高度な歯の構造(デンタルバッテリーなど)を発達させました。恐竜研究の初期から知られるイグアノドンや、特徴的な頭部のトサカで鳴き声を共鳴させたパラサウロロフス、集団で子育てを行ったマイアサウラに加え、フクイサウルスやカムイサウルスなど日本国内で発見された重要な恐竜も数多く含まれています。