セントロサウルス

Centrosaurus

セントロサウルス化石


イントロダクション

セントロサウルスの切手

カナダ・アルバータ州から数千頭を超える様々な年齢のセントロサウルスの化石が発見されており、おそらく群れで行動していたものと考えられています。


特徴

セントロサウルスの切手

フリル(襟飾り)の後ろのふちから婉曲した突起が出ていることが、セントロサウルスの特徴です。フリル骨格の後方には大きな穴が空いており、頭部の軽量化が図られていました。
鼻の上には、大きな角が1本生えていました。

トリケラトプスとセントロサウルスの頭骨スケッチ

トリケラトプスとセントロサウルスの頭骨スケッチ(2009年)
Cranial lesions in horned dinosaurs. 角竜の頭骨を比較したスケッチ
出典:Evidence of Combat in Triceratops.
PLoS ONE. 4
by Andrew A. Farke Ewan D. S. Wolff Darren H. Tanke. 2009.

2009年トリケラトプスの頭骨との比較検討により、セントロサウルスの頭部フリルの役割は防御や格闘のためではなく、 視覚的なディスプレイだった可能性が高いことが示唆されています。


現生トカゲに奪われそうになった名前

セントロサウルスが初めて発見されたのは、カナダ・アルバータ州のレッド・リバー沿いの地層でした。 1904年、フローレンス・ランベ(Lawrence Lambe)によって記載されます。その後、同じくカナダ・アルバータ州のカルガリー近郊(いわゆる恐竜公園)で数1000個体に及ぶ化石が発見されました。古生物学者たちは、セントロサウルスの大きな群れが増水した川を渡ろうとして流された結果と推測されています。

セントロサウルスの切手

「現生のトカゲに既に、同じ名前(セントロサウルス(Centrosaurus))が使われている可能性がある」ことから、一時はこの恐竜の名前をエウセントロサウルス(Eucentrosaurus)に変更する試みがありました。

しかし、現生のトカゲ(セントロサウルス(Centrosaurus))が別の種に属することがわかり、トカゲの方が名前を変えることになったのです。
そのため、この恐竜の名前変更は必要なくなり、晴れて セントロサウルス(Centrosaurus)の名称を使えることになりました。

セントロサウルスの頭骨化石

頭骨化石(2014年撮影)


セントロサウルスの切手・化石

セントロサウルスの切手


セントロサウルスの基本データ

学名(属名) Centrosaurus
名前の意味 角のあるトカゲ
kentron(角、トゲ)[ギリシャ語]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 鳥盤目・周飾頭類(周飾頭亜目・角竜下目)
体長(大きさ) 約6m
食性 植物食
生息時期 白亜紀後期
下分類・種名 Centrosaurus apertus
論文記載年 1904
属名の記載論文 On the squamoso-parietal crest of the horned dinosaurs Centrosaurus apertus and Monoclonius canadensis from the Cretaceous of Alberta.
Proceedings and Transactions of the Royal Society of Canada. 2. 10
by Lambe, L. M. 1904.

 
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