ジュラ紀
Jurassic Period
三畳紀末には大規模な環境変動に伴う大量絶滅が発生し、海洋生物の20%の種や陸上の多くの大型爬虫類が絶滅しました。この危機を生き延びた恐竜たちが、その後に迎えた「ジュラ紀(Jurassic period:1億9960万年前〜1億4550万年前)」に爆発的な進化を遂げ、地球の支配者へと躍り出ることになります。なお「ジュラ紀」の名称は、フランス東部からスイスに広がるジュラ山脈に、この時代に堆積した石灰岩層が広く分布していることに由来します。
ジュラ紀には超大陸パンゲアの分裂が始まり、内陸まで湿った空気が流れ込むようになったことで、地球全体が温暖な気候に包まれました。地上には針葉樹やイチョウ、ソテツ、シダ植物の豊かな森林が広がり、この膨大な植物資源に支えられて竜脚形類は急激な大型化の道を歩みます。初期のルーフェンゴサウルスやシュノサウルス、極端に首の長いマメンチサウルスを経て、ジュラ紀後期にはブラキオサウルスやディプロドクス、アパトサウルス、カマラサウルスといった超巨大な竜脚類が全盛期を迎えました。肉食の獣脚類も大型化し、2枚のトサカを持つディロフォサウルスや、最初に記載された恐竜メガロサウルス、そしてジュラ紀後期の王者アロサウルスやケラトサウルスが頂点に君臨しました。
また、背中に骨板を並べたステゴサウルスやケントロサウルスなどの剣竜類、最古級の角竜インロン、初期の鳥脚類カンプトサウルスなど、多様な種への土台を築いたのもこの時期です。さらにジュラ紀後期には、小型の羽毛恐竜アンキオルニスや皮膜で滑空したイ(イー)、そして始祖鳥として名高いアーケオプテリクスが登場し、恐竜たちが空への挑戦を開始した時代でもありました。
ジュラ紀 Jurassic period (1億9960万年前-1億4550万年前)
属名-タ・ナ・ハ行