ルーフェンゴサウルス

Lufengosaurus

ルーフェンゴサウルス化石


イントロダクション

ルーフェンゴサウルス幼体の全身骨格化石

ルーフェンゴサウルス幼体の全身骨格(2004年撮影)

ルーフェンゴサウルスは、中国で数多く発見されている竜脚形類です。
現在までに20体ほどの化石が発掘されています。


特徴

ルーフェンゴサウルスの切手

ルーフェンゴサウルスの全長は4.5〜6m。首は長めで4足で歩行したり、2足歩行したりしていました。ジュラ紀前期(約1億9000万年前)に生息していました。

食性(肉食、草食、雑食)については議論されていますが、お腹付近から胃石が見つかっていることから、草食である可能性がもっとも高いでしょう。
2本足で立ち上がり、長い尾でバランスをとり、高いところにある葉を食べましたと考えられています。

ルーフェンゴサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2008年撮影)

多数の骨格化石が同じ場所から見つかることもあり、集団で生活していた可能性もあります。
かつてヨーロッパで多く産出しているプラテオサウルスと近縁と推定されていましたが、2012年以降ジュラ紀前期に生息したマッソスポンディルスにより近いと考えられるようになりました。


孵化前の赤ちゃんルーフェンゴサウルス

ルーフェンゴサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2006年撮影)

2013年、ルーフェンゴサウルスの孵化前の赤ちゃんが発見されました。
詳しく調べた結果、卵の中にありながら後脚の筋肉部分-大腿骨-が既に発達していたため、カナダ・トロント大学などの研究チームは 「ルーフェンゴサウルスは卵の中で筋肉を動かして、孵化する準備をしていた可能性がある」としています。


発見と論文記載

1930年代後半、地質学者Bien Meinianは中国雲南省Lufeng近郊のShawanで化石を見つけました。 1938年から古生物学者だった杨钟健(Chung Chien Young)が発掘作業に加わり、1941年新属新種としてルーフェンゴサウルス(Lufengosaurus huenei)を記載することになります。 種名の"huenei"は、杨钟健(Chung Chien Young)の指導教員だったドイツの古生物学者フリードリッヒ・フォン・フェネ(Friedrich von Huene)に敬意を表してつけた名前です。
1958年、中国で初めて完全な恐竜復元骨格を完成させた標本が、ルーフェンゴサウルスでした(同年、記念切手も発行されました)。

1940年に杨钟健(Chung Chien Young)が記載した別の種Gyposaurus sinensisは、 1976年アメリカの古生物学者ピーター・ガルトン(Peter Galton)によってルーフェンゴサウルスの幼体として分類し直しています(この種は、さらに別属に再分類される可能性も示唆されています)。


ルーフェンゴサウルスの基本データ

学名(属名) Lufengosaurus
名前の意味 禄豊(中国の地名)のトカゲ
Lufeng(禄豊)[地名]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 竜盤目・竜脚形類 (竜脚形亜目・原竜脚下目)
体長(大きさ) 約6m
食性 草食の可能性が高い
生息時期 ジュラ紀前期(約1億9000万年前)
下分類・種名 Lufengosaurus huenei
論文記載年 1941
属名の記載論文 A complete osteology of Lufengosaurus huenei Young (gen. et sp. nov.) from Lufeng, Yunnan, China.
Palaeontologia Sinica, New Series C 7.
by 杨钟健(CC(Chung Chien) Young). 1941.

 
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