グアンロン

Guanlong

グアンロン化石


イントロダクション

グアンロンの頭骨化石

頭骨化石(2012年撮影)

グアンロンの頭部には、とさかのような冠があります。

中国で発見されたジュラ紀後期の獣脚類ですが、北米の暴君ティラノサウルスの直系祖先と推定されています。


特徴

グアンロンの頭部にあるとさかは薄くもろいため、武器や防具といった役割はなく、 個体を見分けるための目印や、異性をひきつけるためのディスプレイだったと考えられています。

グアンロンの全身骨格化石

全身骨格化石(2012年撮影)


最古のティラノサウルス類

グアンロンは、中国のジュラ紀後期(約1億6000万年前)の地層から発見されました。 2017年時点で見つかっている中では、最古のティラノサウルス類(科)です。

グアンロンの産状化石

グアンロンの産状化石(2009年撮影)
ここには、2体のグアンロンが埋まっていました。

多くのティラノサウルス類(科)は前脚が短く 指が2本となる傾向が見られますが、グアンロンは長い前脚と3本の指をもっていました。 小さいながらも骨格と歯、鋭い爪には、暴君ティラノサウルスの特徴を備えています。身体は小さいながらも、凶暴な恐竜だったようです。

ディロン(1億3000万年前の中国)、ラプトレックス(1億2500万年前の中国)なども含め、初期のティラノサウルス類(科)はアジアで進化して、やがて北米に拡散していったことがうかがえます。

グアンロンの産状化石

グアンロンの産状化石(2009年撮影)


グアンロンの基本データ

学名(属名) Guanlong
名前の意味 冠の竜
Guan(冠)[中国語]-long(竜)[中国語]
分類(分岐分類) 竜盤目・獣脚類 (獣脚亜目・テヌタラ類)
体長(大きさ) 約3m
食性 肉食
生息時期 ジュラ紀後期
下分類・種名 Guanlong wucaii
論文記載年 2006

 
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