ドロマエオサウルス

Dromaeosaurus

ドロマエオサウルスの化石


イントロダクション

ドロマエオサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2015年撮影)

ドロマエオサウルスは、白亜紀を代表する恐竜の一種です。

最初に発見されたドロマエオサウルスの化石は、1914年アメリカ自然史博物館が行ったレッドディア川の発掘調査中に見つかりました。 化石が発見された地域は、現在カナダ・アルバータ州の州立恐竜公園の一部となっています。

私が骨格標本を観た印象は、"腕が長い!"でした。


特徴

ドロマエオサウルスは、鳥類と近縁にあたると考えらられている小型の肉食恐竜です。推定体重15kg。白亜紀後期(7650万年前-7480万年前)に生息していました。
デイノニクス同様に、後足には武器となる大きなカギ爪があり、復元図では羽毛が描かれることもあります。

ドロマエオサウルスの切手

ドロマエオサウルスの歯は近縁種のものより大きく、摩耗していることが多かったようです。 ヴェロキラプトルに比べて噛む力が強かったと推定されています(2005年に発表された論文によると、ヴェロキラプトルの3倍ほどの噛む力があったそうです)。 後足のカギ爪よりも、顎の力を使って獲物に致命傷を負わせていたかも知れません。

ドロマエオサウルスの全身骨格と生体復元模型

全身骨格化石と生体復元模型(2015年撮影)

ドロマエオサウルス科の一種の化石

ドロマエオサウルス科の一種の化石(2004年撮影)

ドロマエオサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2011年撮影)


ドロマエオサウルスの種(下位分類)

ドロマエオサウルス(Dromaeosaurus)は属名です。 現在ドロマエオサウルス属の下位には7つの種が確認されています。

ドロマエオサウルスの種記載

種名 - 二名法 記載者 記載年
Dromaeosaurus albertensis(模式種) Matthew, William D.& Brown, Barnum. 1922年
Dromaeosaurus laevifrons Matthew, William D.& Brown, Barnum. 1922年
Dromaeosaurus cristatus Matthew, William D.& Brown, Barnum. 1922年
Dromaeosaurus gracilis Matthew, William D.& Brown, Barnum. 1922年
Dromaeosaurus explanatus Kuhn. 1939年
Dromaeosaurus minutus Dale Russell. 1972年
Dromaeosaurus falculus Olshevsky. 1979年


ドロマエオサウルスの切手・化石

ドロマエオサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2015年撮影)

ドロマエオサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2017年撮影)


ドロマエオサウルスの基本データ

学名(属名) Dromaeosaurus
名前の意味 走るトカゲ
dromaios(走るのが速い)[ギリシャ語]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 竜盤目・獣脚類(獣脚亜目・テタヌラ類)
体長(大きさ) 約2m
食性 肉食
生息時期 白亜紀後期(約7650万年-7480万年前)
下分類・種名 Dromaeosaurus albertensis
Dromaeosaurus explanatus
Dromaeosaurus falculus
Dromaeosaurus aevifrons
Dromaeosaurus gracilis
論文記載年 1922
属名の記載論文 The family Deinodontidae, with notice of a new genus from the Cretaceous of Alberta.
Bulletin of the American Museum of Natural History. 46
by Matthew, William D.; Brown, Barnum. 1922.

 
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