カルノタウルス

Carnotaurus

カルノタウルスの化石


イントロダクション

カルノタウルスの切手

属名のカルノタウルスは"肉食のウシ"の意味です。
名前のとおり、頭骨には大きい円錐状の角をもっています。


特徴

カルノタウルスの全身骨格

全身骨格(2006年撮影)

カルノタウルスは白亜紀後期(約7200万年-6990万年前)の南米に生息していました。全長約8m、体重1tと推定されています。
両目の上の大きめの角と、とても短い手が特徴的です。 角の用途についてはよくわかっていませんが、捕食のときの武器や仲間同志のなわばり争いのようなもの、あるいは性差をあらわしている可能性もあります。

頭骨は、他の獣脚類に比べるとアゴの部分が短くなっていました。短さのわりには高さがあり頭骨は頑丈でしたが、対称的に下顎はきゃしゃなつくりをしており、バランスとして違和感のある印象を受けます。
4本の指をもつ前足(腕)は極端に短く退化していました。ティラノサウルスよりもはるかに短い腕(前肢)でした。 あまりの短さに、腕としての役割は果たせなかったものと考えられています。

皮膚の印象化石も見つかっています。ゴツゴツした小さな骨を含んだ皮膚だったことがわかっています。

カルノタウルスの切手


発見と論文記載

カルノタウルスの頭骨スケッチ(1998年)

カルノタウルスの頭骨スケッチ-論文抜粋(1998年)
出典:On the palaeobiology of the South American horned theropod Carnotaurus sastrei Bonaparte.
by Mazzetta, Gerardo V.; Fariña, Richard A.; Vizcaíno, Sergio F. 1998.

アルゼンチンの古生物学者ジョゼ・ボナパルト(José Bonaparte)率いる調査隊は、1984年アルゼンチン・チュブットのテュルセンで、 尾の後ろの3分の2、下腿骨、 風化によって壊れた後足、頭蓋骨を見つけました。 非常に硬い岩石の中に埋もれており、クリーニングには時間を要したようです。
1985年、ジョゼ・ボナパルトは論文"A horned Cretaceous carnosaur from Patagonia."のなかで新属・新種カルノタウルス(Carnotaurus sastrei)を記載しました。

オリジナルのホロタイプ化石(標本番号MACN-CH 894)は、アルゼンチン自然科学博物館で所蔵展示されています。 このレプリカ標本は多くの博物館で観ることができます。


カルノタウルスの基本データ

学名(属名) Carnotaurus
名前の意味⁄語源 肉食のウシ
carō(肉)[ラテン語]-taurus(雄牛)[ラテン語]
分類(分岐分類) 竜盤目・獣脚類(獣脚亜目・ケラトサウルス下目)
体長(大きさ) 約8m
食性 肉食
生息時期 白亜紀後期(約7200万年-6990万年前)
下分類・種名 Carnotaurus sastrei
論文記載年 1985
属名の記載論文 A horned Cretaceous carnosaur from Patagonia.
National Geographic Research. 1
by Bonaparte, José F. 1985.

 
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