恐竜のしっぽ

ラエリナサウラ

Leaellynasaura
図鑑 / 恐竜のしっぽ
 

ラエリナサウラとは

学名(属名) Leaellynasaura
名前の意味 ラエリン(人名:発見者に由来)のトカゲ
Leaellyn(ラエリン)[人名]-saura(トカゲ)[ギリシャ語]
分類 鳥盤目・鳥脚類 (鳥脚亜目・ヒプシロフォドン科)
全長 約1m
食性 植物食
生息時期 白亜紀前期
下分類・種名 Leaellynasaura amicagraphica
論文記載年 1989
属名の記載論文 Polar dinosaurs and biotas of the Early Cretaceous of southeastern Australia.
National Geographic Research, 5.
by Rich, T. and Rich, P. 1989.

特徴

ラエリナサウラは、オーストラリアに生息した小型の恐竜です。
レエリナサウラと呼ばれることもあります。

中生代のオーストラリアは南極圏にあって、夜が何週間も続く季節がありました。
その環境で進化したラエリナサウラは、目が大きいことや視覚を司る脳の部分(視葉)が広いことが特徴的です。 夜行性の恐竜であった可能性も指摘されています。

尾の長さは身体全体の7割ほどに及び、2009年には現生の鳥類とは異なり尻尾に腱(筋と骨とを結びつける繊維性組織)が無かったことが指摘されています。

恒温性の恐竜?

当時の地球は二酸化炭素濃度が高く全地域で気温は高めでしたが、オーストラリアには厳しい冬の季節がありました。

ラエリナサウラには成長速度の変化を示す成長線が骨の断面に見られないため、季節に依存せずに成長を維持できた可能性があります。気温が高い時期も低い時期にも関係なく、代謝を維持し活動できたことを示唆しています。
これは変温動物ではなく、恒温動物の特徴です。近年では、保温のための羽毛があった可能性も議論されています。

ラエリナサウラのイラスト
 

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