エドモントニア

Edmontonia

エドモントニア化石


特徴

エドモントニアの切手

身体を覆う骨質化した皮膚の装甲(よろい)と、肩のスパイクのような骨がエドモントニアの特徴です。

ルックスは、ヨロイ竜らしいヨロイ竜の印象を受けます。

エドモントニアの切手

エドモントニアには、他のよろい竜(アンキロサウルス科)が持つような"尾の先のハンマー"はありません。

肩のスパイクのように発達した骨は肉食恐竜から身を守るためのものか、仲間同士での争い(メスを奪い合ったり、なわばりを主張するため)に使われた可能性があります。

お腹側には骨の装甲はなく、ひっくり返ると無防備になります。
重心が低いため、身を守るときには地面に伏せてやり過ごしたのかもしれません。

また、エドモントニアはヨロイ竜としては比較的脚が長く、他のヨロイ竜よりは速かったようです。

エドモントニアの全身骨格化石

全身骨格(2017年撮影)


発見と論文記載

エドモントニアの全身骨格化石

全身骨格化石(2009年撮影)

1915年、カナダ・アルバータ州でバーナム・ブラウン(Barnum Brown)はよろい竜の身体前半部分を発掘します。関節が連結された状態のほぼ完全な骨格化石でした。 同年アメリカ自然史博物館がその標本(標本番号AMNH 5381)を取得し、1922年ウィリアム・マシュー(William Diller Matthew)は科学誌に紹介します。特定の種として同定しませんでした。

一方、1924年、カナダ地質調査所の古生物学者チャールズ・スタンバーグ(Charles Mortram Sternberg)率いる調査隊が、カナダ・アルバータ州モリン近郊Edmonton Formationで同じよろい竜の頭骨、右下顎を発見します。 この発掘標本(標本番号NMC 8531)に基づき、1928年チャールズ・スタンバーグは新属新種エドモントニア(Edmontonia longiceps)を記載しました。 エドモントニアの属名は、発掘地エドモント層Edmonton Formationに由来しています。

先の標本番号AMNH 5381(1915年にバーナム・ブラウンが発掘した標本化石)は、1940年カナダ・トロント大学のラッセル(Loris Shano Russell)によって、エドモントニアに属する新種Edmontonia rugosidensに分類されることになります。


エドモントニアの切手・化石

エドモントニアの切手


エドモントニアの基本データ

学名(属名) Edmontonia
名前の意味 エドモント(カナダの地名)のもの
Edmonton(エドモント層)[地名]-ia[ラテン語接尾語]
分類(分岐分類) 鳥盤目・装盾類 (装盾亜目・曲竜下目)
体長(大きさ) 約6 - 7m
食性 草食
生息時期 白亜紀後期
下分類・種名 Edmontonia longiceps
Edmontonia rugosidens
論文記載年 1928
属名の記載論文 A new armored dinosaur from the Edmonton Formation of Alberta.
Transactions of the Royal Society of Canada, series 3. 22.
by Sternberg, C.M. 1928.

 
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