エウオプロケファルス

Euoplocephalus

エウオプロケファルス化石


イントロダクション

エウオプロケファルスの切手

エウオプロケファルスは白亜紀後期の北米に生息した恐竜です。ユーオプロケファルスと呼ばれることもあります。

東京上野の国立科学博物館-地球館にステゴサウルスと一緒に展示されています。


特徴

エウオプロケファルスの特徴は、全身を覆う骨質化した皮膚の装甲(よろい)と、しっぽの先の硬いハンマーのような塊です。背中からも多数の骨質スパイクが突出していました。 その特徴から、アンキロサウルスと近縁と考えられています。

エウオプロケファルスの切手

エウオプロケファルスは1902年以来15体以上の化石が発見され、よろい竜の中では研究の進んでいる属です。
足跡の化石も見つかっており、それほど遅くなかったことがわかっています。

アンキロサウルス科に属するエウオプロケファルスの歯は華奢でした。
口のなかで草を咀嚼することはできず、丸呑みした草を体内で発酵させて消化したと考えられています。

エウオプロケファルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2011年撮影)
背中の骨質なスパイクが目立ちます。
手前:エウオプロケファルス 奥:ステゴサウルス


発見と論文記載

ステレオケファルスと記載された頭骨(1902年)

ステレオケファルス(Stereocephalus tutus)として記載された論文抜粋(1902年) - 頭骨
出典:New genera and species from the Belly River Series (mid-Cretaceous).
Geological Survey of Canada Contributions to Canadian Palaeontology. 3.
by Lawrence M. Lambe. 1902.

1897年8月、カナダの古生物学者ローレンス・ランベ(Lawrence Morris Lambe)は、カナダ・アルバータ州レッドディア川で、頭骨を発掘しました。 1902年、この頭骨化石(標本番号CMN 0210)に基づき、新属新種ステレオケファルス(Stereocephalus tutus)として記載されます。
ところが属名Stereocephalusは既に昆虫の名称に使われていることがわかり、1910年エウオプロケファルス(Euoplocephalus tutus)と記載し直されました。

1964年ドイツの古生物学者オスカー・クーン(Oskar Kuhn)によって、エウオプロケファルスをアンキロサウルスと同属とする説が提唱されましたが、 1971年ウォルター・クームズ(Walter Coombs)がよろい竜の頭骨多様化に関する論文を発表し、属名として復活しました。


エウオプロケファルスの切手・化石

エウオプロケファルスの切手

エウオプロケファルスの切手


エウオプロケファルスの基本データ

学名(属名) Euoplocephalus
名前の意味 装甲された頭
eu-oplos(十分に武装した)[ギリシャ語]-kephalē(頭)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 鳥盤目・装盾類 (装盾亜目・曲竜下目)
体長(大きさ) 約6 - 7m
食性 草食
生息時期 白亜紀後期
下分類・種名 Euoplocephalus tutus
Euoplocephalus acutosquameus
論文記載年 1910
属名の記載論文 Note on the parietal crest of Centrosaurus apertus and a proposed new generic name for Stereocephalus tutus.
The Ottawa Naturalist. 24.
by Lawrence M. Lambe. 1910.

 
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