コリトサウルス

Corythosaurus


イントロダクション

コリトサウルスの切手

コリトサウルス 最大の特徴は、頭頂部のふくらみ-空洞です。
白亜紀後期(約7700万年-7650万年前)に生息していました。
20頭分以上の頭部化石が発掘されています。


特徴

コリトサウルスの切手

コリトサウルスは、頭頂部に骨質の丸い空洞のふくらみをもちます。 このふくらみは、幼いころには発達しておらず 成長するに従って大きく膨らんできたようです。
ふくらみの内部には鼻につながる管が延びており、鳴き声を出すのに役立ったと考えられています。 1994年には鼻腔の詳細な調査が行われ、400Hz未満となるトロンボーンのような低音を発していたらしいこともわかりました。
ヘルメットのような形状的な特異性は、異性を惹(ひ)きつけたり、視覚的に仲間を区別するのにも使われたかも知れません。 形状は雄と雌で異なっていた可能性もあります。

口には600本以上の歯が並んでおり、硬い植物を磨り潰して食べていました。 針葉樹、種子、小枝が腹部に残った化石も見つかっています。

コリトサウルスの切手

コリトサウルスの全身骨格化石

全身骨格化石(2016年撮影)


論文への記載

コリトサウルス_標本番号AMNH 5240

コリトサウルスの頭骨化石(標本番号AMNH 5240)
出典:Corythosaurus casuarius, a New Crested Dinosaur from the Belly River Cretaceous, with Provisional Classification of the Family Trachodontidae.
American Museum of Natural History Bulletin. 33.
by Barnum Brown. 1914.

コリトサウルスが初めて見つかったのは、1911年 カナダ・アルバータ州のRed Deer Riverでした。 この時に発見された標本番号AMNH 5240は、ほぼ完全な骨格と一部の皮膚の印象も残されていました。 肩甲骨や頬骨も、生きていたころについていたであろう位置のまま保存されていたことは特筆に値します。

1914年、アメリカの化石ハンターだったバーナム・ブラウンBarnum Brownによって"コリトサウルス"が記載されました。

バーナム・ブラウンBarnum Brownはアメリカ自然史博物館の職員として、化石の他 さまざまなものを収集したそうです。 また、1902年 モンタナ州南東部のHell Creek Formationでティラノサウルス・レックスの化石を発見・発掘したり、 1910年 カナダのDry Island Buffalo Jump Provincial Parkではアルバートサウルスの後足を発見している化石ハンターです。


コリトサウルスの切手・化石


コリトサウルスの基本データ

学名(属名) Corythosaurus
名前の意味 ヘルメット(兜)トカゲ
korys(コリント人のヘルメット)[ギリシャ語]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 鳥盤目・鳥脚類 (鳥脚亜目・ハドロサウルス科)
体長(大きさ) 約8 - 9m
食性 草食
生息時期 白亜紀後期(約7700万年-7650万年前)
下分類・種名 Corythosaurus casuarius
論文記載年 1914
属名の記載論文 Corythosaurus casuarius, a New Crested Dinosaur from the Belly River Cretaceous, with Provisional Classification of the Family Trachodontidae.
American Museum of Natural History Bulletin. 33.
by Barnum Brown. 1914.

 
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