プシッタコサウルス

Psittacosaurus

プシッタコサウルス化石


イントロダクション

プシッタコサウルスの化石

プシッタコサウルスの化石(2004年撮影)

プシッタコサウルスの特徴は、属名の由来でもあるオウムのようなクチバシです。
モンゴル、中国、タイ、ロシアなどアジアの広範囲で発見されています。


特徴

プシッタコサウルスは初期の角竜類です。角もフリルもなく、2足歩行でした。
かつては"角竜類の祖先"と考えられていましたが、指の数や上顎の特徴など他の角竜とは異なる特徴が多く、 現在では「初期に枝分かれした角竜の支流で、独自に進化した属」と考えられるようになりました。

プシッタコサウルスの切手

プシッタコサウルスの切手

草を集めるのに適した細長い指と、角竜特有の丈夫なクチバシを持っていました。堅い木・葉・種子を食べたと考えられています。 イチョウの産地で発見されることが多く、銀杏を食べていたかも知れません。
トリケラトプスなどのように発達した角竜にみられる"デンタルバッテリー構造"はありませんでした。

プシッタコサウルスの全身骨格化石

プシッタコサウルスの全身骨格化石(2017年撮影)


34体以上が集まる 巣の化石

2002年中国で、プシッタコサウルス 大人1体との子供の化石34体が一緒に見つかりました。大人の1体は、同じく見つかった子供たちの親である可能性が高いとみられています。

プシッタコサウルスの巣化石

プシッタコサウルスの巣化石(2004年撮影)
成体1体と幼体34体の集合化石

プシッタコサウルスの切手

プシッタコサウルスの切手

火山の噴火による灰で短い時間で埋まった巣だと考えられています。密集しており、赤ちゃんが集団生活を送っていたことが伺えます。 子供の平均体長は23cmだったそうです。

高度な社会性を持つ動物は多くの場合、群れの中で仲間の飢えや捕食動物から身を守る行動をとります。 この発見から、親子関係などの高度な社会性をもっていた可能性が示唆されました。
プシッタコサウルスは比較的知能の高い属であったようです。


羽毛の跡

プシッタコサウルス尾の羽毛跡

プシッタコサウルス尾の羽毛跡(2012年撮影)

2001年、尾の上部に羽毛の跡を残すプシッタコサウルスの化石が発見されました。
それまで「羽毛恐竜は、鳥類に進化する系統の竜盤目ー獣脚類に属するもの」と考えられてきましたが、分類的に異なる鳥盤目ー周飾頭類にも羽毛を持つ恐竜がいることがわかったのです。

プシッタコサウルスの産状化石

プシッタコサウルスの産状化石(2008年撮影)


プシッタコサウルスの切手・化石

プシッタコサウルスの化石

プシッタコサウルスの化石(2014年撮影)

プシッタコサウルスの全身骨格化石

プシッタコサウルスの全身骨格化石(2008年撮影)

プシッタコサウルスの骨格化石

プシッタコサウルスの骨格化石(2013年撮影)

プシッタコサウルスの切手

プシッタコサウルスの切手


プシッタコサウルスの基本データ

学名(属名) Psittacosaurus
名前の意味 オウム(鳥類)トカゲ
psittakos(オウム)[ギリシャ語]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語]
分類(分岐分類) 鳥盤目・周飾頭類(周飾頭亜目・角竜下目)
体長(大きさ) 約1 - 2m
食性 植物食
生息時期 白亜紀前期
下分類・種名 Psittacosaurus mongoliensis
論文記載年 1923

 
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