アマルガサウルス ギャラリー

アマルガサウルス ギャラリー

Amargasaurus Gallery

南米の恐竜展を象徴する異形の竜脚類・アマルガサウルス

このギャラリーでは、2015年開催の特別展をはじめとする国内の恐竜展・博物館で撮影されたアマルガサウルスの全身骨格化石や、当サイトオリジナルの復元イラスト、世界の恐竜切手を収録しています。白亜紀前期の南米(現在のアルゼンチン)に生息していたアマルガサウルスは、首から背中にかけて伸びる長いトゲによって、数ある竜脚類の中でもひときわ異彩を放つ存在です。1984年にほぼ完全な骨格が発見され、1991年に記載されたこの恐竜は、白亜紀前期の竜脚類として骨格の全体像が最もよく分かっている貴重な種でもあります。写真やイラストを見比べることで、独自の進化を遂げた彼らの姿を多角的に観察することができます。

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  • 化石

    掲載している全身骨格化石の見どころと観察ポイント

    2015年などに撮影された全身骨格写真を観察する際は、一般的なカミナリ竜(竜脚類)とは大きく異なるプロポーションと首の構造に注目してみてください。最大の見どころは、首から背中にかけて二股に分かれて二列に並ぶ、長さ60センチメートル以上の「神経棘(トゲ)」です。骨格を正面や斜めから見ると、首の骨から鋭いトゲがV字状に立ち上がっている立体的な構造がよく分かります。また、ブラキオサウルスやアパトサウルスのような巨大竜脚類と比べると全長約10〜12メートルと小柄で、胴体に対して首が短くコンパクトにまとまっている点もディクラエオサウルス科ならではの特徴です。さらに頭骨の角度に注目すると、内耳の三半規管の研究から判明した「普段は鼻先を地面に向けて低い位置の植物を食べていた」という生態が、展示骨格の自然な前傾姿勢からも読み取れます。

    切手・イラスト

    イラストと切手から楽しむ「首のトゲ」の復元バリエーション

    「切手・イラスト」のコーナーでは、2022年制作のイラストや世界各国で発行された恐竜切手を掲載しています。アマルガサウルスの復元画において最も興味深い観察ポイントは、首の長いトゲが「生前どのような姿だったか」という表現の違いです。かつてはトゲが1本ずつ角のように皮膚からむき出しになり、肉食恐竜から首を守る武器として描かれることが主流でした。一方で、トゲの間に皮膚の膜が張られた「2枚の帆」としてディスプレイや体温調節に使われたとする復元や、近年の研究のように内部に空気の袋や筋肉・靭帯が通る重厚な構造として描くものまで、時代や国によって実に多彩なアート表現を楽しむことができます。