アロサウルス ギャラリー

アロサウルス ギャラリー

Allosaurus Gallery

アロサウルスとは

学名(属名) Allosaurus
名前の意味 異なるトカゲ
allos(異なる)[ギリシャ語]-saurus[ギリシャ語]
分類 竜盤目・獣脚亜目・アロサウルス科
全長 約9-12m
食性 肉食
生息時期 ジュラ紀後期(約1億5500万年~1億4500万年前)
下分類・種名 Allosaurus fragilis
Allosaurus europaeus
Allosaurus jimmadseni
Allosaurus tendagurensis
論文記載年 1877
属名の記載論文 Marsh, Othniel Charles (1877). Notice of new dinosaurian reptiles from the Jurassic formation. American Journal of Science and Arts, 14, 514-516.
  • → アロサウルスの詳しい解説はこちら
  • 日本の恐竜展を彩る「ジュラ紀の王者」アロサウルス

    このギャラリーでは、2004年の大阪市立自然史博物館での展示や「恐竜博2005」「世界の巨大恐竜博2006」などの特別展に至るまで、日本の恐竜博・博物館で撮影されたアロサウルスの全身骨格化石および世界の恐竜切手を収録しています。ジュラ紀後期の北米などに君臨したアロサウルスは、日本で初めて実物の全身骨格が常設展示された記念碑的な恐竜でもあり、世代を超えて親しまれてきました。展示イベントごとに異なるポージングやアングルを見比べることで、洗練された肉食獣脚類の骨格美を立体的に観察することができます。

    <収録イベント>
    恐竜博2005, 世界の巨大恐竜博2006, 恐竜2009 砂漠の奇跡!!, 世界最大 恐竜王国2012, ギガ恐竜展2017, 恐竜ミュージアム in ちば(2018), 大阪市立自然史博物館(2004)

    掲載している全身骨格化石の見どころと観察ポイント

    2006年・2009年・2012年・2016年などに撮影された各全身骨格写真を観察する際は、白亜紀末期のティラノサウルスとは異なるアロサウルスならではの解剖学的特徴に注目してみてください。第一の見どころは頭部で、目のすぐ前にある一対の「角(突起)」や、大きく開く顎に並んだナイフのような歯が確認できます。また、頬の骨の形状などの違いは、模式種(フラギリス種)と近年記載されたジムマドセニ種を見分ける重要な手がかりにもなっています。第二の見どころは発達した「前足(前肢)」です。極端に腕が短いティラノサウルスとは対照的に、アロサウルスは3本の指に鋭く湾曲した巨大な鉤爪を備えており、獲物を押さえ込む武器として機能していました。さらに、2012年撮影の写真では右側に植物食恐竜のステゴサウルスが並んで展示されています。実際の化石記録でも両者が激しく戦った傷跡が見つかっているため、ジュラ紀の宿命の対決をイメージしながら鑑賞するのもおすすめです。

    切手・イラストから辿るアロサウルス復元姿勢の変遷

    1877年に命名されて以来、長年にわたり研究されてきたアロサウルスは、世界各国で発行された恐竜切手にも数多く採用されています。掲載している切手を見比べると、時代による「復元像の変遷」がわかります。古い時代の切手や初期の骨格展示では、ゴジラやカンガルーのように上半身を直立させ、地面に尻尾を引きずって立つ姿で描かれていました。しかしその後の研究により、長い尾で頭部の重さとバランスをとり、背骨を地面と水平に保って俊敏に駆ける姿勢へと改められました。目の上の突起や体色の表現も含め、切手の中に凝縮された学説の歴史をお楽しみください。