恐竜のしっぽ

スキフォクリニテス(ウミユリ)

Scyphocrinites
古生物図鑑 / 恐竜のしっぽ
 

特徴

スキフォクリニテス・エレガンスの化石-Scyphocrinites elegans
モロッコ産・デボン紀(約4億1000万年前)
マイクレクション

ウミユリ(海百合)は名前に反して植物ではなく、ヒトデやウニの仲間 - 棘皮動物門に属する動物です。
現在では深海に棲んでいますが、古生代に最も栄え浅海にも生息していました。

ウミユリは、根や茎に見える部分・支持体と花びらのように見える腕(触手)をもち、海中のプランクトンを捕らえて食べています。

スキフォクリニテスは、シルル紀末期-デボン紀前期(約4億1600万年-4億1200万年前)に生息していました。
海面に浮きのような袋(lobolithと呼ばれる浮遊臓器)を浮かべて、茎の下に伸ばした腕(触手)を広げて生活していたようです。 化石から直感的に感じるイメージとは異なり、海面すれすれを浮遊する生物だったのです。

スカラリテスの化石 - Scalarites mihoensis(2016年撮影)
北海道小平町産出

腕の間にはフィルターのような細かい枝が並ぶ、小さな生物を捕らえるのに適した構造でした。

北アフリカ(モロッコ)から良質な化石が産出することで有名ですが、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど広範囲で見つかっています。

スキフォクリニテスとは

学名(属名) Scyphocrinites
分類 ウミユリ綱-モノバラス目-スキフォクリニテス科
生息時期 シルル紀末期-デボン紀前期(約4億1600万年-4億1200万年前)
下分類・種名 Scyphocrinites elegans
論文記載年 1833

スキフォクリニテスの切手・化石ギャラリー

 

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