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恐竜は何種類くらいいた

Dinosaur number of types

恐竜の種類

黒板

恐竜は今までに約800種類が報告されています。

しかしながら、恐竜に代表される古生物では全身骨格が見つかることは稀です。歯1本で新種として同定されるケースも多く、性別や成長による差異も含めてどの程度有効な種がいたのかはわからないでしょう。
福井県立恐竜博物館Webサイトによると、「名前が付けられた恐竜は1,400種以上にのぼりますが、国際的な命名ルールに従っていなかったり、新種と認めるための条件がみたされていなかったものも多くあって、そのうち600種ほどは無効な名前になりました」と掲載されています(2020年12月時点)。

1990年から2017年頃までに新たに発見された恐竜は200種を超え、オーストラリアやアフリカにはまだ知られていない新種の恐竜が数多く眠っていると期待されています。

ある計算によると、恐竜は約1000種とも1500種とも2000種ともいわれています。
生息していたすべての恐竜が化石になるわけではありません。すべての化石が発見されるわけでもありません。

パキケファロサウルスの頭骨化石
一番手前はドラゴレックスの頭骨化石。奥の2つはパキケファロサウルスの頭骨化石。
ドラゴレックスは、パキケファロサウルスの幼体(子ども)とする説が提唱されています。見た目からは、これらが同じ動物種とは思えないですね。現在いない古生物研究の難しいところです。

性差(オスとメス)による形態の違いや、同一種でも成長に応じて変化する身体的な特徴もあるでしょう。 残された化石から、現在存在していない生物について、それらの条件を特定することは困難です。
今後研究が進んでも、残念ながら「恐竜が何種類いたか」を正確に把握することはできないかも知れません (たとえ正確に把握できたとしても、それを検証する術がありません)。