トリアルトルス | トリアルツルス(三葉虫)

Triarthrus


特徴

トリアルトルス(トリアルツルス)の化石(脚付)

トリアルトルスの化石-Triarthrus eatoni
アメリカ・NY Lorraine Shale産
マイクレクション

トリアルトルス(Triarthrus)属は、オルドビス紀に生息した節足動物-三葉虫です。アメリカのニューヨーク州、オハイオ州、ケンタッキー州、インディアナ州、カナダ東部から産出します。 Ptychopariida (プティコパリア目)Olenina(オレヌス亜目)Olenidae(オレヌス科)に属し、最大全長2-5cmほどでした。頭部(セファロン)は半円形となっています。

見た目は地味な三葉虫ですが、特筆すべき点があります。ニューヨーク州から発掘される極稀な標本のなかには、通常残らない触覚や脚、消化器が保存されているものがあることです。 触角や脚、軟体部が残ったのは、特殊な環境が寄与し、それらが腐食・分解される前に黄鉄鉱Pyriteに置換されたためと考えられています。 三葉虫の生態研究に役立っています。

日本語では、トリアルツルス、トリアルトゥルスと記述されることもあります。


ニューヨーク州Lorraine Shale産の触角・脚付化石

ニューヨーク州の脚付トリアルトルス産出地は、現在一般向けには閉鎖されています。大学・研究機関が土地を保有し、今後の発掘調査が待たれている状態です。 同地から産出する脚付三葉虫は、市場への流通が制限されることになります。
海外の業者が集う大きな国内ミネラルショー(展示即売会)では、2016年ごろまで60,000-150,000円で販売されていることがありましたが、最近ではすっかり見かけなくなりました。 脚や内部構造が観察しやすい裏側リバース標本が、より稀少で高価格帯になるそうです。

トリアルトルス(トリアルツルス)の触角、脚付化石

トリアルトルスの触角、脚付化石 - Triarthrus eatoni
アメリカ・NY Lorraine Shale産
マイクレクション(2016年に購入したものです)。 裏側リバース標本。黄鉄鉱化することで触角や脚・内部構造が保存されているため、湿気によって錆びる可能性があります。 劣化を防ぐために、薬剤でコーティング保護されています


トリアルトルスの基本データ

学名(属名) Triarthrus
分類 三葉虫綱-プティコパリア目オレヌス亜目
生息時期 オルドビス紀後期
下分類・種名 Triarthrus beckii
Triarthrus billingsi
Triarthrus eatoni
Triarthrus huguesensis
Triarthrus latissimus
Triarthrus rougensisなど
論文記載年 1832年

 
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