2012年の恐竜ニュース
恐竜のしっぽ
牙をもつ小型恐竜 -アフリカ南部-
2012-10-31
アフリカ南部で発見された小型恐竜は、身体がヤマアラシのようなトゲに覆われ、口には牙をもっています。
化石は1960年代に採取され、ハーバード大学に保管されていました。
この恐竜は、"ペゴマスタックス・アフリカヌス(Pegomastax africanus)"と名付けられました。 約2億年前(ジュラ紀前期)に生息した、体長60cmの小さな植物食恐竜です。
この牙は、現代の植物食ほ乳動物が「自分を守ったり、食べ物を探すため、同類との争い」に使うものに似ているそうです。
新種の肉食恐竜「サウロンの目」-アフリカ北部-
2012-11-30
アフリカ北部モロッコで発見された大型肉食恐竜は、小説「指輪物語」/映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場するキャラクター冥王の名前からギリシャ語で「サウロンの目」、 サウロニオプス・パキトルス(Sauroniops pachytholus)と名付けられました。
白亜紀中・後期9500万年前に生息したサウロニオプスはカルカロドントサウルス科に属し、体長12メートルと推測されています。 この頭蓋骨は幅が広く厚みがあることから、「ティラノサウルスに匹敵する体格であった可能性がある」としています。