恐竜のしっぽ

スミロドン(サーベルタイガー)

Smilodon
古生物図鑑 / 恐竜のしっぽ
 

特徴

スミロドン(サーベルタイガー)の全身骨格化石

スミロドンは、新生代第四紀更新世前期から更新世末期(約250万年-1万年前)の南北アメリカ大陸に生息していたサーベルタイガー(和名:剣歯虎)です。 サーベルタイガーの中でも最後期に現れた属で、体長2m、体高1mほどで大型でした。2000体以上の標本・化石が見つかっています。

サーベルタイガーと呼ばれる由来となる、24cmほどになる特徴的な牙状の犬歯をもちます。長い犬歯ですが、厚みはありません。

ケガをして動けない個体がしばらく生き続けていたことを示唆する化石も発見されており、他の個体からエサを与えられていたものと推測されています。 スミロドンは群れを形成して行動していたと考えられています。

スミロドンとは

学名(属名) Smilodon
分類 ネコ目ネコ科マカイロドゥス亜科
全長 約2m
食性 肉食
生息時期 新生代第四紀更新世前期 - 更新世末期 (約250万 - 1万年前)
下分類・種名 Smilodon fatalis
Smilodon californicus
Smilodon gracilis
Smilodon populator
論文記載年 1842

サーベルタイガー - スミロドンの食性

スミロドンは、現生の一部ネコ科の動物のように速く走ることはできなかったようです。獲物を押さえつけるための前肢は発達していました。

スミロドン(サーベルタイガー)の犬歯

顎は上下に120度ほど開けることができましたが、獲物の骨をかみ砕けるほどの強度はありません。
犬歯が硬い骨に当たって折れてしまうのを避けるため、喉元などの柔らかい部位を狙って突き刺したようです。

上下の顎をかみ合わせることができないことから腐肉食者とする説もありますが、動作の遅い植物食動物を襲っていたとする説が有力です。

スミロドンの切手・化石ギャラリー

 

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