ユーリプテルス(ウミサソリ)

Eurypterus


イントロダクション

ユーリプテルス-Eurypterus

ユーリプテルス-Eurypterus remipes
マイコレクション

ユーリプテルスは、ウミサソリの中で最も馴染み深い属かも知れません。化石は、シルル紀当時ローレンシア大陸を形成していた地域 - 北米、ヨーロッパ、北西アジアから産出します。 ニューヨークから保存状態の良い化石が発見されることから、1984年に、Eurypterus remipesは"ニューヨーク州の化石"に指定されました。

ウミサソリはオルドビス紀(約4億6000万年前)に登場した節足動物のグループですが、 特にシルル紀(約4億4370万年前-4億1600万年前)当時には海の覇者(食物連鎖の頂点)であったと考えられています。


特徴

ユーリプテルスは、シルル紀(約4億3200万年-4億1800万年前)の海に数多く生息していました。ウミサソリ目を代表する属です。 体長は15-25cmほどのものが多いのですが、最大1mに達するものも発見されています。

ユーリプテルス-Eurypterus

ユーリプテルス-Eurypterus(2016年撮影)
茨城県自然博物館所蔵

パドル(船を漕ぐ道具)に似た腕をもち、浅瀬を泳いでいたと考えられています。 水中で加速を得るには適していましたが、秒速3-4mほどで 決して速くはありません(現生のウミガメ程度)。
ユーリプテルスは、海底を歩いて砂上の軟体動物を補食していたようです。

頭部には複眼を備え、口には6つの付属肢をもっていました。 また、オスとメスで頭部の形が異なることがわかっています。


メインは浅瀬の海だけど・・・

1989年、ユーリプテルスの呼吸器系についての研究が行われました。
水中での生活に適したエラが主の呼吸器官となっていますが、補助的な呼吸器官であるKiemenplatten(現生のカニに似た補助的呼吸器)を備えていることがわかりました。 短時間であれば陸上を歩くことができたと結論づけています。

ユーリプテルス-Eurypterus | ウミサソリ

ユーリプテルス-Eurypterus remipes(2016年撮影)
群馬県立自然史博物館所蔵


ユーリプテルスの切手・化石

ユーリプテルス-Eurypterus remipes | ウミサソリ

ユーリプテルス-Eurypterus remipes
マイコレクション


ユーリプテルスの基本データ

学名(属名) Eurypterus
分類 鋏角亜門-広翼網-ウミサソリ目
生息時期 シルル紀(約4億3200万年-4億1800万年前)
下分類・種名 Eurypterus remipes
Eurypterus clevelandi
Eurypterus cestrotus
Eurypterus boyliなど
論文記載年 1825

 
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