トリケラトプス(Triceratops)

基本データ

 

学名 (属名) Triceratops
名前の意味 3本の角を持つ顔
分類 (分岐分類) 鳥盤目・周飾頭類  (周飾頭亜目・角竜下目)
体長 約9メートル
食性 草食
生息時期 白亜紀後期

 

特徴

 

トリケラトプスは、ティラノサウルスと並んで最も有名な恐竜の一属です。
白亜紀後期、北米に生息していた最大級の角竜でした。

トリケラトプスの切手2

トリケラトプスの切手

頭部に長い3本の角を持っており、護身用の武器とする説が有力です。

大きなフリルの役割については様々な説があり、「首を守るための防具」とする説の他に、「異性を惹きつけるディスプレイ」、「外敵に対する威嚇道具」、「縄張り争いのための道具」等の説があります。

 

トリケラトプス

トリケラトプス(当サイト・オリジナル)

 

トリケラトプスの切手1

トリケラトプスの切手

トリケラトプスの頭骨

トリケラトプスの頭骨化石(2004年撮影)

 

トリケラトプスの切手4

トリケラトプスの切手③

アゴの力は強く、白亜紀に栄えた被子植物の堅い実などを噛み砕いて食べていたと推測されています。

 

トリケラトプスの頭骨

トリケラトプスの頭骨化石(2012年撮影)

 

角の形体変化と成長

 

トリケラトプスは、成長に伴って角の形体を変化させていきます。

 

トリケラトプス幼体頭骨化石

トリケラトプス幼体の頭骨化石(2012年撮影)

産まれたばかりの段階では、角は短く、直線的でした。

若いトリケラトプスは、眼の上の角が大きく後方に反り曲がっており、 成長するにつれて反り返りが浅くなり、やがて前方を向くようになります。

トリケラトプスの頭骨化石(成長順)

成長順トリケラトプスの頭骨化石(2012年撮影)
手前・右側(若い)から奥・左側に成長していきます

 

トリケラトプスの切手7

トリケラトプスの切手

トリケラトプスの切手8

トリケラトプスの切手

 

トリケラトプスの顎

トリケラトプスの顎(2016年撮影)

 

トリケラトプスの足

 

トリケラトプスは重い頭を支えるために、前足に体重のおおくを預けていたと考えられています。

 

トリケラトプス右前足化石

トリケラトプスの右前足化石(2014年撮影)

前足は親指から中指までの3本が発達し、互いに支え合うことで強い構造となっています。前足3本の指で大きな頭を支えていたことが示唆されます。薬指と小指は身体を支える役割はあまり負っていなかったようです。

 

トリケラトプス右後足化石

トリケラトプスの右後足化石(2014年撮影)

後足は中指が一番長く、外側の指ほど節の骨の数が多くなります。前足に比べて接地面積が少なく、体重を預けるには適していなかったことが分かります。

 

発見・発掘

 

1887年アメリカ・コラロド州で、初めてトリケラトプスが発掘されました。角の部分が見つかりましたが、当初は巨大なバイソン(野牛)のものと考えらていました。
その後、保存状態のよい頭骨の化石が見つかり、角はバイソンのものではないことが分かりました。

1889年、「トリケラトプス」と命名されます。

トリケラトプスの切手5

トリケラトプスの切手

トリケラトプスで最もよく見つかる部位は、丈夫な頭部です。

多く見つかる頭部についての研究は進んでおり、成長過程や個体でフリルの形状が異なることも知られています。

 

全身が揃った状態で発掘されている骨格は少ないのですが、そのうちの1つが東京・国立科学博物館に保存・展示されています。

アメリカ・ノースダコタ州で発掘されたトリケラトプス・ホリッドスです。

トリケラトプス・ホリッドス

トリケラトプス・ホリッドスの全身骨格(2005年撮影(国立科学博物館))

 

トリケラトプス2

トリケラトプス(当サイト・オリジナル)

 

2012年、アメリカ・ワイオミング州で3体のトリケラトプスの化石が見つかりました。
そのうち1体は小さく、幼体(子供)のものだったそうです。「親子」であった可能性もありますが、実際には分かりません。

トリケラトプスの切手3

トリケラトプスの切手

トリケラトプスの切手6

トリケラトプスの切手

 

トリケラトプスの全身骨格

トリケラトプスの全身骨格(2006年撮影)

 

小さいウロコが敷き詰められた皮膚の印象化石も見つかっています。

トリケラトプスの皮膚印象化石

トリケラトプスの皮膚の印象化石(2014年撮影)