モノニクス(Mononykus)

基本データ

 

学名 (属名) Mononykus
名前の意味 ひとつの爪
分類 (分岐分類) 竜盤目・獣脚類  (獣脚亜目・テタヌラ下目)
体長 約1メートル
食性 肉食
生息時期 白亜紀後期

 

特徴

 

1993年、前脚に大きな(長さ約7.5センチメートルの)1本の爪を持つ、奇妙な化石が発見されました。
モノニクスと名付けられたこの恐竜の前脚は太く、尺骨にはオレクラノン・プロセスという突起が長く伸びていました。これは前脚の力が強かったことを示しています。

胸骨には竜骨突起という部位があり、鳥類では翼を動かすための筋肉が付いている場所が発達していました。

モノニクスの全身骨格

モノニクスの全身骨格(2013年撮影)

 

1本の大きな爪の用途は分かっていませんが、前脚の強い力で穴を掘って、地中の昆虫やトカゲを食べていたのかも知れません。

モノニクスの切手

モノニクスの切手

 

後脚の構造から、速く走れたようです。

モノニクスの全身骨格

モノニクスの全身骨格(2011年撮影)

 

モノニクスの近縁種では、1つの大きな爪の横に退化した小さな2本の爪を持つ恐竜が発見されています。 モノニクスも大きな爪の他に、化石として見つかっていない小さな爪を持っている可能性があります。

 

モノニクス(Mononykus)の名前

 

モノニクスの学名は、Mononykusです。モノ"ひとつの"+ニクス"爪"の意味です。
モノニクス以外にも、爪の意味の"ニクス"の名をもつ恐竜がいます。

  1. バリオニクス(Baryonyx)=重い爪
  2. デイノニクス(Deinonychus)=恐ろしい鉤爪
  3. スキピオニクス(Scipionyx)=スキピオ(地質学者の名前)の爪

 

モノニクスの前足爪爪化石

モノニクスの前足爪化石(2013年撮影)

モノニクスは当初、Mononychusのつづりで学名がつけられました。
ところがその名前は既に甲虫(カブトムシの仲間)に使用されていたことが分かり、Mononykusに改名された経緯があります。