タルボサウルス

Tarbosaurus

タルボサウルス化石


イントロダクション

タルボサウルスの全身骨格化石

タルボサウルスの全身骨格化石(2013年撮影)

モンゴルで見つかったタルボサウルスは、北米のティラノサウルスと近縁と考えられています。
「タルボサウルスを、ティラノサウルス属に含めるべき」と主張する学者もいます。白亜紀後期(約7500万年前-6500万年前)のアジア地域の王者でした。


特徴

前足はティラノサウルスよりも更に短く、2本の指を持っていました。

鋭い歯は最大18cmあります。口の周りにあいた小さな穴は、神経や血管が通っていた跡と考えられています。

タルボサウルスの頭骨化石

タルボサウルスの頭骨化石(2009年撮影)

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの全身骨格化石

タルボサウルスの全身骨格(2005年撮影)


幼体と成体の頭骨を比較する

タルボサウルスの幼体(子ども)と成体(大人)の頭骨化石を比べてみましょう。

タルボサウルス幼体と成体の頭骨比較

タルボサウルス幼体と成体の頭骨比較
  • ①幼体では低かった上顎骨が、大人になると高く盛り上がる。
  • ②頭頂部の突起が、大人になると高くなる。

華奢な幼体から、大きくなるにつれて力強い頭骨に変化していきます。噛む力も成長に伴って強くなっていったのでしょう。

タルボサウルス幼体の産状化石

タルボサウルス幼体の産状化石(2013年撮影)

タルボサウルスの全身骨格化石

タルボサウルスの全身骨格化石(2013年撮影)


オークション・密輸騒ぎ

2012年6月、ニューヨークで開催されたオークションに「ティラノサウルス・バタール(Tyrannosaurus bataar)」として出品されたタルボサウルスの全身骨格は、105万ドル(当時約8300万円)で落札されました。全長7m31cmのほぼ完全な骨格化石です。

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手

しかし、「虚偽の申告をしてモンゴルから英国経由で密輸されたものだ」として、ニューヨークの検察当局・米移民税関捜査局が化石を差し押さえました。
オークションと密輸騒ぎで有名になったタルボサウルス・バタールは、2013年5月、モンゴルに返還されました。

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手


タルボサウルスの切手・化石

タルボサウルスの頭骨

スピノサウルスの頭骨化石(2005年撮影)

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの切手

タルボサウルスの全身骨格化石

タルボサウルスの全身骨格化石(2013年撮影)


タルボサウルスの基本データ

学名(属名) Tarbosaurus
名前の意味 警告するトカゲ
分類(分岐分類) 竜盤目・獣脚類(獣脚亜目・テタヌラ下目)
体長 約9-12m
食性 肉食
生息時期 白亜紀後期
下分類・種名 Tarbosaurus bataar
論文記載年 1955

 
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