オビラプトル(オヴィラプトル)(Oviraptor)

基本データ

 

学名 (属名) Oviraptor
名前の意味 卵どろぼう
分類 (分岐分類) 竜盤目・獣脚類  (獣脚亜目・テタヌラ下目)
体長 約2メートル
食性 雑食
生息時期 白亜紀後期

 

特徴

 

オビラプトル(または、オヴィラプトル)は、白亜紀後期のモンゴルに生息した恐竜です。
頭上の円形の骨質トサカと、歯の無いクチバシが特徴的です。

硬いクチバシは卵を割るのに適していましたが、普段は木の実や小動物を食べる雑食性の恐竜だったと考えられています。

オビラプトルの全身骨格

オビラプトル(オヴィラプトル)の全身骨格(2009年撮影)

 

オビラプトルの全身骨格

オビラプトル(オヴィラプトル)の全身骨格(2017年撮影)

 

復元図には、羽毛が描かれることもあります。
前足で卵を温めている状態で見つかった化石も残っています。

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手1

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手

 

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手3

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手

 

オビラプトル(オヴィラプトル)の産状化石

オビラプトル(オヴィラプトル)の産状化石(2013年撮影)

 

汚名

 

オビラプトル(オヴィラプトル)の命名「卵どろぼう」には、大きな誤解がありました。

1920年代、アメリカ自然史博物館によるモンゴルの調査により発掘された新種の獣脚類は、周飾頭類プロトケラトプスとその卵が並ぶ巣の化石と一緒に見つかりました。

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手2

オビラプトル(オヴィラプトル)の切手③

 

巣の上に覆いかぶさっていた新種の獣脚類は、プロトケラトプスの卵を狙っているように考えられたため、 「卵どろぼう」の意味=オビラプトル(オヴィラプトル)と命名されました。

オビラプトル(オヴィラプトル)類の卵を抱いた状態の化石

オビラプトル(オヴィラプトル)類シチパチの卵を抱いた状態の化石(2014年撮影)

 

ところが、1993年になって「卵どろぼう」ではなかったことが分かります。
オビラプトル(オヴィラプトル)の胚(赤ちゃん)が入った卵の化石が見つかりました。

オビラプトル(オヴィラプトル)の卵化石の胚

オビラプトル(オヴィラプトル)の卵化石の胚(2014年撮影)

1920年代にプロトケラトプスのものと考えられた卵は、実はオビラプトル(オヴィラプトル)自身の卵だったのです。
「巣で卵を温めていた時に、砂嵐に襲われて化石になった状態」を見て、人間は「卵どろぼう」と名付けたのでした。

 

オビラプトル(オヴィラプトル)の頭骨化石

オビラプトル(オヴィラプトル)の頭骨化石(2016年撮影)