アパトサウルス(Apatosaurus)

基本データ

 

学名 (属名) Apatosaurus
名前の意味 ひとを騙(だま)すトカゲ
分類 (分岐分類) 竜盤目・竜脚形類  (竜脚形亜目・竜脚下目)
体長 約25メートル
食性 草食
生息時期 ジュラ紀後期

 

特徴

 

アパトサウルスは、がっちりした太めの身体をしていました。
体重は25〜30トン前後と推測されています。

アパトサウルスの頭骨(2004年撮影)

アパトサウルスの頭骨(2004年撮影)
ディプロドクスの頭骨に似ていますが、よりがっちりしています。

 

森林の歯をもぎ取って食べていたと考えられています。1990年代になって、ディプロドクスに近い属(種)であることが分かりました。

アパトサウルスの切手1

アパトサウルスの切手

アパトサウルスの切手2

アパトサウルスの切手

 

アパトサウルスの成長速度

 

骨の断面に見られる成長線(木の年輪のようなもの)を調べて、アパトサウルスの成長速度を推測した研究があります。

卵から孵ったときのアパトサウルスは全長30cmほど。
8歳〜12歳の間に急成長し、この間は1年に最大5トンずつ増加しました。急激に大きくなるのです。
15歳になるころには全長25mに達し、それ以降はあまり大きくならなかったようです。

 

アパトサウルスの切手5

アパトサウルスの切手

 

ブロントサウルスの名前の問題

 

1879年 アメリカの古生物学者マーシュは、発見した竜脚形類の化石にブロントサウルス(Brontosaurus)と名付けました。

アパトサウルスの切手3

アパトサウルスの切手
[Brontosaurus(ブロントサウルス)]と書かれています

 

1903年 アメリカのフィールド自然史博物館が再度調査した結果、「ブロントサウルスと呼ばれた化石標本は [1877年に発掘・発表されていたアパトサウルス]と同一属である」 と結論づけました。
そのため「ブロントサウルス」の学名は消えて 先に命名されていた「アパトサウルス」に属名を統一しましたが、統一されたことが一般に知られることは少なく、それ以降も 一般書や図鑑などでは「ブロントサウルス」の名前が使い続けられました。

アパトサウルスの切手4

アパトサウルスの切手
[BRONTOSAURUS(ブロントサウルス)]と書かれています

最近の図鑑では「ブロントサウルス」の名前は見かけなくなりましたが、年配の方には「ブロントサウルス」に愛着のある方もいると思います。

 

ところが2015年、ポルトガルのヌエバ・デ・リスボン大学が「ディプロドクス科の分類・進化」に関する研究成果を発表しました。
その論文の中で、「ブロントサウルスとアパトサウルスは、それぞれが独立した属である」と結論づけました。
「かつてブロントサウルスとされた骨格は、アパトサウルスよりも華奢で、肩甲骨の一端が丸く膨張している」としました。アパトサウルスとブラキオサウルスは属として別の種類に区別されるべきだと主張しています。

2015年の論文が他の学者たちに受け入れられれば、112年の時間を経て「ブロントサウルス」が復活する可能性があります。

 

ブロントサウルスの切手

ブロントサウルスの切手
[Brontosaurus(ブロントサウルス)]と書かれています