恐竜の寿命

The life of the dinosaurs


骨の断面-成長線からの推測

爬虫類の骨の断面には、木の年輪のような成長線があります。
季節によって成長速度や食糧の富貧が変動することによって、骨の断面に成長線ができると考えられています。
近年の研究で、冬眠をするような一部の哺乳類・恒温動物の骨断面にも成長線があることが分かっています

そして、恐竜の骨の断面にも年輪のような成長線が確認できます。
恐竜が季節によって成長の速度が変わる動物であったことを示すものですが、 成長線を数えることでおおよその年齢を知ることができるのです。

骨断面の成長線によって想定される恐竜の寿命は、以下の通りです。

  • ドロマエオサウルスなど鳥類に近い小型獣脚類 ・・・ 3 - 5年
  • プシッタコサウルスなど初期の角竜 ・・・ 10年
  • ティラノサウルスなど大型獣脚類 ・・・ 30年
  • アパトサウルスなどジュラ紀後期の竜脚形類 ・・・ 45年
    但し、大型竜脚形類の寿命を100年以上と考える学者もいるそうです。


寿命と平均年齢

ティラノサウルス・スーの全身骨格化石

愛称"スー"で知られるティラノサウルス
28歳で亡くなったことがわかっていますが、肩甲骨を負傷しており、肋骨も3本折れてました。
感染症にかかっていたこともわかっています

ティラノサウルスの寿命はおよそ30歳と推定されていますが、元気に平均して30年生きられた訳ではなさそうです。

ティラノサウルスが2歳になるころには、60%の個体が死亡しています。 また化石に残った跡から、寿命に近づいた多くのティラノサウルスはケガや関節の病気にかかっていたこともわかっています。

案外、寿命をまっとうできた恐竜は少ないのかも知れません。

 
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