アサフス(三葉虫)

Asaphus


特徴

アサフス属には、アサフス・コルナータス(cornutus)、アサフス・プンクタータス(punctatus)、アサフス・レピドゥルス(lepidurus)、アサフス・エキスパンサス(expansus)、アサフス・ホルミ(holmi)、アサフス・インターメディウス(intermedius)など約20種以上が確認されています。

北欧からロシアにまたがるオルドビス紀後期(約4億6800万年-4億7000万年前)の地層から産出します。
特に、ロシア・サンクトペテルブルク郊外のVolkhov River周辺から産出するアサフスは、白っぽい母岩の上に、化石になる過程で方解石に置き換わったキャラメル色の外殻を保持しています。
この色の対比が人気の要因となっているそうです。

胸部の節は8つあります。幼生の頃は浮遊性だった可能性が指摘されています。


アサフス・コワレフスキー

アサフス・コワレフスキー

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii(2016年撮影)
ロシア産
マイコレクション

アサフス・コワレフスキーの特徴は、カタツムリのような長い眼。おそらくは、「海底の砂にもぐっていて眼だけをぬぅーと伸ばして周りの様子を見ていたのでは」と推測されています。潜水艦の潜望鏡みたいな感じ。

その特徴的な姿(と、比較的安価に入手できること?)から、多くの自然史博物館で観ることができます。アサフス属の中で、最も認知されている種ではないでしょうか。

アサフス・コワレフスキー

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii(2016年撮影)
ロシア産
マイコレクション

"ネオアサフス(Neoasaphus)・コワレウスキィ"と記載されることもあります。


アサフス・エクスパンスス

アサフス・エキスパンスス

アサフス・エキスパンスス - Asaphus expansus(2016年撮影)
スウェーデン産
国立科学博物館所蔵

アサフス・エクスパンススは、アサフス属の模式種です。
アサフス・エキスパンススはアサフス属の中でも初期に生存した種です。初期のせいなのか、他のアサフス属に比べて眼のでっぱりは控えめです。

後頭部にひとつ突起があるのも、アサフス・エキスパンススの特徴です。


アサフスの切手・化石

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii(2016年撮影)
マイコレクション

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii

アサフス・コワレフスキー - Asaphus kowalewskii(2016年撮影)
茨城県自然博物館所蔵


アサフスの基本データ

学名(属名) Asaphus
分類 三葉虫綱-アサフス目-アサフス科
生息時期 オルドビス紀中期-後期
下分類・種名 acuminatus
broeggeri
bottnicus
cornutus
expansus
holmi
heckeri
intermedius
kowalewskii
latus
plautini
punctatus
sulevi など
論文記載年 1822

 
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