学名「コシサウルス・カツヤマ」-福井県勝山市のイグアノドン類


2008年に福井県勝山市の手取層群(白亜紀前期)の地層で発掘されたイグアノドン類の化石が、新属・新種とわかりました。
ニュージーランドの学術雑誌の電子版に、このイグアノドン類の学名を"コシサウルス・カツヤマ(Koshisaurus katsuyama)"と名付けたことを掲載しています。

学名につけられた「コシ」は、発見された北陸地方の昔の呼び方「越の国」に由来しています。

コシサウルスの上顎化石

コシサウルスの上顎化石(2017年撮影)
169 x 31.2 x 48.5mm

コシサウルスの胴椎化石

コシサウルスの胴椎化石(2017年撮影)
44.6 x 53.2 x 47.0mm

発見された化石は、歯の残る上顎(右側)、首の骨、胴椎、大腿骨など。幅2メートル四方の範囲から発掘されました。
大腿骨断面の成長線を観察した結果、「3歳の幼体(子供)」と推定されています。

 

同じ福井県勝山市で発見されたイグアノドン類としては、2003年に記載されたフクイサウルスが知られています。
コシサウルスとは、あごの骨の特徴などが異なっていました。
同じ地層から2種類のイグアノドン類が発掘されたことから、「白亜紀前期の福井県に生息していた、恐竜の多様化について確認できた」としています。


出典元 - 福井県立恐竜博物館:調査研究

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