クリンダドロメウス(Kulindadromeus)

基本データ

 

学名 (属名) Kulindadromeus
名前の意味 クリンダ(地名)の走者
分類 (分岐分類) 鳥盤目・鳥脚類  (鳥脚亜目)
体長 約1.5メートル
食性 草食
生息時期 ジュラ紀後期

 

特徴

 

クリンダドロメウスは、1億6000万年前・ジュラ紀後期のロシアに生息した恐竜です。
2014年に論文記載されたクリンダドロメウスの発見は、恐竜研究史において重要な意味をもつものとなりました。

クリンダドロメウスの全身骨格化石

クリンダドロメウスの全身骨格化石(2016年撮影)

 

 

クリンダドロメウスの頭部化石

クリンダドロメウスの頭部化石(2016年撮影)

クリンダドロメウスの発見以前では、羽毛恐竜とは竜盤目−獣脚類に属する一部の恐竜でした。
恐竜が竜盤目と鳥盤目に分化した後に、竜盤目−獣脚類だけが羽毛を獲得し、その一部が鳥類に進化したと考える説が有力だったのです(一部の鳥盤目には部分的に毛を持つものも発見されていましたが)。

ロシアのジュラ紀後期の地層から見つかったクリンダドロメウスの化石は、この説を覆すものでした。 鳥盤目であるにも関わらず、全身を羽毛で覆っていたのです。

 

クリンダドロメウスの後肢部化石

クリンダドロメウスの後肢部化石(2016年撮影)

この発見により、一部の研究者は「竜盤目と鳥盤目に分化する以前・恐竜進化の初期段階から羽毛を獲得していた可能性があり、そもそも多くの恐竜は全身を羽毛で覆われていた可能性」を考えるようになりました。鳥類に進化しないグループにも羽毛が生えていたのです。