イグアノドン(Iguanodon)

基本データ

 

学名 (属名) Iguanodon
名前の意味 イグアナの歯
分類 (分岐分類) 鳥盤目・鳥脚類  (鳥脚亜目・イグアノドン上科)
体長 約6~10メートル
食性 草食
生息時期 白亜紀前期

 

特徴

 

イグアノドンの特徴は、前足の大きな第一指(親指)です。

イグアノドンの切手4

イグアノドンの切手

長さ15cmの先が尖った親指は、発見当初は"角"と間違えられたほどでした。
防御のための武器と考えられたこともありますが、この親指をどのようにして使ったのかは分かっていません。

通常は4足歩行で、走る時には2足歩行をしていたと考えられています。
口には数百本の歯が並んでおり、植物を効率よく磨り潰すことができました。

 

イグアノドンの切手6

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手3

イグアノドンの切手

 

イグアノドンの頭骨化石

イグアノドンの頭骨化石(2011年撮影)

 

イグアノドンの生息地

 

イグアノドンの化石は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカの広い範囲で見つかっています。

イグアノドンの切手2

イグアノドンの切手

 

1878年、ベルギーのベルニサール炭鉱から30体以上の全身骨格が見つかっています。
白亜紀前期のベルニサール付近は川が大きな湖に流れ込む場所で、長い時間をかけて何度も上流から死骸・骨が流れついた結果だと考えられています。
イグアノドンは広い範囲で個体数の多い属だったようです。

イグアノドンの切手5

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手7

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手9

イグアノドンの切手

 

初めて研究された恐竜

 

イグアノドンの化石が発見されたのは、恐竜(Dinosauria)という言葉もなかった1821年のことです。

イグアノドンの切手1

イグアノドンの切手

イギリスの田舎で医者をしていたマンテルが、大きな歯の化石を発見しました(その妻が発見した説もあります)。 有名な博物学者や 後の大英自然史博物館の館長となるオーウェンでさえ「哺乳類の歯」と判断していましたが マンテルは調査を続け、新しい種の爬虫類であることが認められます。

1825年 マンテルは、自身が発見した歯の持ち主(中生代の巨大爬虫類)に「イグアノドン  (イグアナの歯 の意味)」の名称を与えました(*1)。

イグアノドンの歯

イグアノドンの歯-大英自然史博物館所蔵(2017年撮影)
恐竜の研究が始まるきっかけとなった歴史的な化石

イグアノドンの切手10

イグアノドンの切手

(*1)  初めて学術的に研究された恐竜はイグアノドンですが、初めに命名されたのはメガロサウルスです。
イグアノドンが学会で論文発表される1年前1824年に、「メガロサウルス  (大きなトカゲ) の意味)」が命名されています。
1841年、それまでに発見されていた3種類の巨大爬虫類(イグアノドン、メガロサウルス、ヘラエオサウルス)を総称して、当時の大英博物館初代館長だったリチャード・オーウェンによって「恐竜(Dinosauria)」という言葉が使われました。