イグアノドン

Iguanodon

イグアノドンの化石


イントロダクション

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの化石が発見されたのは、恐竜(Dinosauria)という言葉もなかった1821年のことです。歯の化石でした。

イグアノドンに学名が与えられたのは1825年でした。古生物学-比較分類学の権威だったオーウェンが<恐竜(Dinosauria)>の呼び方を提唱したのは、イグアノドンが記載された16年後-1841年のことです。


特徴

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの特徴は、前足の大きな第一指(親指)です。
長さ15cmの先が尖った親指は、発見当初は"角"と間違えられたほどでした。

かつて防御のための武器と考えられたこともありますが、この親指をどのようにして使ったのかはわかっていません。

通常は4足歩行で、走る時には2足歩行をしていたと考えられています。
口には数百本の歯が並んでおり、植物を効率よく磨り潰すことができました。

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手


イグアノドンの生息地

イグアノドンの化石は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカの広い範囲で見つかっています。

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

1878年、ベルギーのベルニサール炭鉱から30体以上の全身骨格が見つかっています。
白亜紀前期のベルニサール付近は川が大きな湖に流れ込む場所で、長い時間をかけて何度も上流から死骸・骨が流れついた結果だと考えられています。イグアノドンは、広い範囲で個体数の多い属だったようです。

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手


初めて研究された恐竜

イグアノドンの化石が発見されたのは、恐竜(Dinosauria)という言葉もなかった1821年のことです。

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イギリスの田舎で医者をしていたギデオン・マンテルが、大きな歯の化石を発見しました(その妻が発見した説もあります)。 マンテルは相当な古生物好きで、本業(医師)をしながら化石の収集にもよく出かけたそうです。この日も診察の帰りに工事で掘り返された道路を観察しながら歩いていたところ、巨大な歯に出逢ったのです。
有名な博物学者や 後の大英自然史博物館の館長となるオーウェンでさえ「哺乳類の歯」と判断しましたが マンテルは調査を続け、 新しい種の爬虫類であることが認められます。

1825年マンテルは、自身が発見した歯の持ち主(中生代の巨大爬虫類)に「イグアノドン (イグアナの歯 の意味)」の名称を与えました(*1)。

イグアノドンの歯-大英自然史博物館所蔵

イグアノドンの歯-大英自然史博物館所蔵(2017年撮影)
恐竜研究の最初期に発見された歴史的な化石

(*1)
初めて学術的に研究された恐竜はイグアノドンですが、初めに命名されたのはメガロサウルスです。
イグアノドンが学会で論文発表される1年前1824年に、「メガロサウルス (大きなトカゲ) の意味)」が命名されています。
1841年、それまでに発見されていた3種類の巨大爬虫類(イグアノドン、メガロサウルス、ヘラエオサウルス)を総称して、当時の大英博物館初代館長だったリチャード・オーウェンによって「恐竜(Dinosauria)」という言葉が使われました。


イグアノドンの切手・化石

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手

イグアノドンの切手


イグアノドンの基本データ

学名(属名) Iguanodon
名前の意味 イグアナの歯
分類(分岐分類) 鳥盤目・鳥脚類 (鳥脚亜目・イグアノドン上科)
体長 約6 - 10m
食性 草食
生息時期 白亜紀前期
下分類・種名 Iguanodon anglicus
Iguanodon bernissartensis
Iguanodon atherfieldensis
Iguanodon dawsoni
論文記載年 1825

 
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