チレサウルス

Chilesaurus

チレサウルス化石


イントロダクション

チレサウルスの全身骨格化石

チレサウルスの全身骨格化石(2016年撮影)

獣脚類=肉食・雑食恐竜のイメージをつくがえす恐竜、チレサウルスが2015年に論文記載されました。 肉食恐竜のすべてが属する獣脚類でありながら、チレサウルスは草食性(植物食)と考えられています。


特徴

2004年、南米チリのジュラ紀後期の地層から発見されました。当初は、複数の種類の恐竜として報告されています。 後にこれらが奇妙な単一種のものだとわかり、2015年「チレサウルス」と命名されました。

チレサウルスの頭骨化石

チレサウルスの頭骨化石(2016年撮影)
歯は平らになっています

骨盤はステゴサウルスやトリケラトプスなどの鳥盤目の特徴をもち、4本指の広い後足はまるで古竜脚形類のようです。
後脚や頸椎にはティラノサウルスやスピノサウルスが属する獣脚類の特徴がみられます。

チレサウルスが複数の恐竜分類の特徴を併せもつことから、研究チームはカモノハシ(カモのくちばしとビーバーの尾、かわうその足をもつ哺乳類)に例えています。

 

チレサウルスの歯の形は、植物食動物の特徴である葉状になっています。 恥骨が他の獣脚類に比べてやや後方に向いているのは、大量の植物を消化するため器官の大型化に起因していると考えられています。


チレサウルスの基本データ

学名(属名) Chilesaurus
名前の意味 チリのトカゲ
分類(分岐分類) 竜盤目・獣脚類 (獣脚亜目・テタヌラ下目)
全長 約3m
食性 草食
生息時期 ジュラ紀後期
下分類・種名 Chilesaurus diegosarezi
論文記載年 2015

 
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