恐竜は何を食べた?

恐竜の食性

 

恐竜も属・種によって、食べていたものは異なっています。
以下のように分類されます。

  • 草や木の実などを食べる草食恐竜
  • 動物の肉や魚・昆虫を食べる肉食恐竜
  • 昆虫や木の実などの両方を食べる雑食恐竜

 

主に、歯の形や爪によって食べていたものは推定されます。

草食恐竜の歯

草食恐竜の歯

肉食恐竜の歯

肉食恐竜の歯

 

草食恐竜

 

ディプロドクスなどの[竜脚形類]、イグアノドンなどの[鳥脚類]、トリケラトプスなどの[周飾頭類]、 ステゴサウルスなどの[装盾類]は、すべて草食恐竜です。

 

三畳紀・ジュラ紀まで陸上に生えていた植物は、シダ植物と針葉樹などの裸子植物でした。

ジュラ紀のマツ化石

ジュラ紀の裸子植物(マツ)の球果

裸子植物は栄養価が低く、大きな身体を維持するためには大量に摂取する必要があります。
特に ジュラ紀に大型化したブラキオサウルスやアパトサウルス等の竜脚形類は、食べることに多くの時間を費やしていました。

竜脚形類の胃の辺りには、彼らが飲み込んだ大量の石が見つかります。これを胃石と呼びます。 口の中で植物を磨り潰すのではなく、すぐに飲み込んでお腹の中の石が植物の消化を助けたと考えられています。

 

白亜紀に入ると草食恐竜たちに朗報(良い知らせ)が訪れます。
より栄養価の高い被子植物が登場しました。実をつけるこの植物は効率よく栄養を与えてくれます。

白亜紀の被子植物の葉化石

白亜紀の被子植物の葉

栄養価の高い植物の出現は、角竜等の周飾頭類やカモノハシ竜等の鳥脚類の成長・繁栄に貢献しました。

 

肉食恐竜

 

今まで見つかっている肉食恐竜は全て、[獣脚類]です。
※獣脚類の一部には、雑食性と思われる種が交じっています。

 

三畳紀の肉食恐竜たちは身体も小さく、主に昆虫や哺乳類型爬虫類を食べていたものが多いようです。
それがジュラ紀になり、大型化に伴い草食恐竜を狙うものが出現しました。
群れで、自分よりも大きな獲物を狙った形跡が残っている恐竜もいます。

 

雑食恐竜

 

獣脚類の一部には、堅いクチバシは持つものの歯の無い恐竜がいます。
オビラプトルやガリミムス等です。

オビラプトルの切手

オビラプトルの頭部

 

彼らは、卵や昆虫の他  植物も食べていたと考えられています。

 

食性についての議論

 

2010年12月には、「獣脚類 - テタヌラ類 - コエルロサウルス類の多くは、植物食であった」とする研究成果が、米シカゴ・フィールド博物館の研究チームから提出されました。
テタヌラ類 -コエルロサウルス類の中には、ティラノサウルス、デイノニクスやヴェロキラプトル等 明らかに肉食であった属や雑食と考えられる属も含まれていますが、「このグループの中の"肉食"はむしろ例外的かも知れない」とコメントしています。